hanabie

花冷え

なんでも帳というのが一番難しい

今日はすでに日付が変わりそうだけれど、書きたいので書く。
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タイトルの話。長くなったので結論から言うと、私はうまく手帳が使えない。
ノートや筆記具、付箋etc..の文房具がすきで、SNSではそういうものにこだわりのある人たちをフォローする専用のアカウントがあったりする。特にインスタグラムは良い。投稿には必ず写真がついてくるから。毎日の日記だったり、手帳のカスタムだったり、買った文房具だったり。洋服と同じで、見るだけで楽しい。この時期は来年の手帳が出始めるので(ちなみにほぼ日手帳は9月の始めだった気がする)、『#手帳会議』というタグが盛んに投稿される。皆がどの手帳にしようか考えあぐねているので私も参考にしている。上級者だと複数の手帳を買ってそれぞれどのように使うか考えたりもしている。特に賢いなあと思うのは、デザインとかブランドとかにこだわるのではなく、「私は手帳を通して何がしたいのか、どのようになりたいのか」を起点として手帳選びをしている人たち。主婦なら、「効率よく家事をしたい、家事の進捗管理に向いている手帳はどれか」とか。将来の夢がある人は、日々着々とそれに向かっていけるように手帳を工夫する。マンスリーが良いのかウィークリーが良いのか。時間軸はあった方がいいのか。そういうのって、生活とともに手帳がある感じ。すごくすごくすき。

こうして機能的に手帳を用いる方法とは別に、アイディアを思いついたときに自由にメモするためのノート(手帳サイズ)を持ち歩いている人たちもいる。こちらはほぼ日とかよりもモレスキンが主流(かな。統計はとっていないけれど、多い気がする)。ヘビーユーザだとモレスキン5冊目とか10冊目とか、そんなレベル。ちなみにモレスキンの中で私の好みなのは表紙まで柔らかいソフトタイプ。でも紙の質でいうと、裏写りのしにくくて、するすると書きやすい紳士なノートが良い。こういうハンディタイプのノートって、大体プレーン(白紙)、ドット、ライン(罫線)、スクエア(方眼紙)あたりのラインナップがあって、使用例もアイディアノートっていうのが多い。絵や図を書くのにも良い。こういうのを使って絶えずメモしているのは、起業家とか、コンサルタントに多いのかなあ。仕事にアイディアが常に求められるような人たちとかは、通勤中にメモしたりしてるみたい。メモだから、字がすごくきたない。でもそれが良い。

我々の業界の場合、最先端の技術屋さんとかであれば、今までにないアイディアが求められるから上記の人たちに入るのだろう。スクラッチではなくパッケージのソフトを開発している企業とか。でも残念ながら私はそういう場所にいないので、顧客は当然リスク回避のために実績のある方法を取りたがるし、こちらも推奨する。結果、同システム内であれば新機能で既存の機能と同じことを実現するときにはほぼ必ず同じ技術を使う。

脱線したけれど、手帳の話に戻すと、私は最初に書いた手帳を手帳として使うことも、後者のアイディアノートをとることも満足にできずにいる。
今使っている手帳は、普通に予定を管理するマンスリーの手帳(だがしかし管理するほど予定もなく、すべて頭に入ってしまう程度なのであまり活躍の場がない)と、日記(これは以前この記事で取り上げたエディターズシリーズ)のふたつ。幸い日記はこの日から一日も欠かさず続いている。遡って書いているけれど…。それから、2冊のモレスキン。片方はアイボリーのソフトタイプのもので、現在留学関係の情報はすべてこちらにメモしている。ページも飛び飛び、目次をつけたりToDoにしたりと、自由にきたなく使っている。もう1冊はネイビーのソフトタイプ。まだ買ったばかりで、使い方が定まらなくて困り果てている…。実はこれ、なんでも帳として使う予定でした。なんでもなんだけれど、メインは心に残ったことを書き留めること。読書をするので、本の感想や考えたこと等も書きたい。旅行に行ったらそれを記録したい。でもまだ書けてない。横浜美術館に行った感想を少し書き始めたくらい。なんでも帳って、なんだ!?と思う。なんでも書けばいいんだけれど、なんでも書くと私の場合は偏りが出る。今は新書ブームなので、本の感想が多くなる。そうなるとなんでも帳じゃなくて読書手帳じゃない?となる。比率のバランスがとれなくなってしまったらなんでも帳はそれで終わりなのだ…(たぶんそんなことはない)。
あとネックなのは、「無駄なことを書きたくない」に尽きる。例えば、バーチカルタイプ(一日分が細長くなっていて、時間帯で分けて書ける手帳。見開きで一週間分になる)でごはんやお風呂に入った時間をいちいち記録すること。何かしら体調に不安があって、生活リズムの改善とかいう目的があるのなら意味をなすかもしれないけれど、それでもあまり後から見直すようなことでもない気がする。服用記録とかは重要だけど、私の場合は幸いメモするほどでもない。そうなると、私にとっては無駄な情報になってしまう。後に残しておく必要もなくなるから、要らなくない?となる。そして急速に熱が冷める。毎日毎日記録すべきことがない。もはや使っている日記は、「書く」というアクションがストレス解消になるからやっているだけ。なるべく後から振り返って有益になりそうな情報はメモするようにしているけれど。もうダメだ。手帳やノートは愛しているけれど、満足できない…。

余談だけど、私は猫もすきなので、インスタグラムで手帳と一緒に飼い主の邪魔をしている猫が写っている写真は本当に最高だと思う。
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とりとめもなくたくさんのことを書くつもりが、やっぱり文房具関係で埋まってしまった。ちょっと眠い。


大興奮してしまったのでさらに書く。これ、上記だけで2400文字くらいあるんだけど、投稿ボタンを押したらログインセッションが切れていた…。今までで一番ってくらい書いたのに!と思っていたら、下書きに1分前のバックアップが残っていたの、はてなブログ優秀すぎるのでは。ありがとう、良かった…。