hanabie

花冷え

今度はシャンパン忘れない

遡るように日記を書く。金曜日のお話。昨年までの約一年間お世話になった職場で出会った女の子四人で女子会をしました。夜の、しかも週末の銀座はキラキラしていてすき。加えて、大好きな子たちにまた会えて心が癒されたし潤った…!やっぱりこういう日はときどき必要。
現在の職場の話を聞いてみたら、ちょうど三月末で離任する人が数人。戦力的な意味でかなり重要な人たちが次々に離任していてびっくり。あの頃は、私以外の人たちはこれからもずっとこの職場にいるような感じさえしていたけれど、やっぱり皆色々と内々で考えているんだなと。散り散りになるあの頃のメンバーが懐かしい。もう二度とあのビルに戻ることはないんだと思うと素直に寂しいという言葉が出る。本当に気に入っていた場所だったのだけど、仕事は「場所」だけじゃないから、仕方ない。
色々な人がいたけれど、少しだけ気になる人がいた。というと誤解を招きそうだけども。たぶん私より一つ二つ下の男の子。いつも残業がすごい子。でも残業を苦に思っていないのか、定時で仕事が終えられない自分が悪いと思っているのか、文句のひとつも言ったことがなかった人。周囲のサポートも不足していた故の稼働時間だったと見えたけれど、一切怒ることがなかった。他人がミスをしても絶対に怒らない。その精神構造が私にはまるで理解ができなかったけれど、私も職場ではそうありたかったからなるべく彼を見て学ぶようにしてた。してたつもりだけど、最後まで全然分かんなかった。その彼も三月末で離任した。私の会社のパートナーとして入ってくれた彼は、今どこで働いているんだろう。私は異動に伴って上司も変わってしまったので、もう行方が分かりません。彼があの職場にいる限りはまた会うチャンスがあったかなと思っていたのだけど、もう本当に二度と会えないんだろうな。