hanabie

花冷え

Winchesterの旅 その2

⭐️Winchester 2日目
チェックアウトは11時までにすればOKのようでしたが、やりたいこともあったので7時くらいに起床、8時には朝食会場へ。
部屋の番号を言うと席に案内してくれ、飲み物を聞かれたので紅茶をお願いしました。ビュッフェ形式の朝食は一般的なもの。クロワッサン美味しかった。レストランも綺麗で居心地も最高でした。
まだ観光をするので、夕方頃まで荷物を預かっておいてくれないかと言ったら快諾してくれました。日本のホテルと同じようで良かった。


🔸City Museum - シティ博物館
ウィンチェスター大聖堂の近くにある博物館。入館無料。何故ってくらい写真を撮り忘れたのですが、昔のものやミニチュア模型などがたくさんあって充実していました。1Fの大きな街の模型はヘッドホンで解説を聞きながら眺めることができます。ウィンチェスター大聖堂の説明なんかも聞けるので、もしかしたら大聖堂よりこちらを先に訪れて予習するのもありかも。


写真はないのですが…。気になったのは、「これいかにも安全ピンでしょ!」っていうものが本当に安全ピンで、しかもそれが1〜2世紀頃に使われていたというから驚きでした。他にも女性用の櫛とか、オイルを入れていたらしい小瓶とか、生活感溢れるものがたくさんありました。

青くて綺麗なガラス。


🔸Abbey Gardens - アビーガーデン
ギルドホール(観光案内所)の隣にある小さなお庭。ベンチもいくつかあってくつろぐ人がちらほら。


🔸River Itchen - イッチン河
ギルドホールからアルフレッド大王の像を通り過ぎると右手からイッチン河沿いに歩く道が見えてきます。


天気もマイルドだったので河沿いを歩くのにとても良い天気でした。
写真では伝わりませんが、結構河の流れが速い…!


河沿いに古い城壁がずっと続いています。何やら文字も。


突然休めたりする。


🔸Wolvesey Castle - ウルヴァジー
イッチン河とは離れ、城壁に沿って歩いていくとウルヴァジー城の入り口に辿り着きます(入場無料)。
入り口が非常に分かりにくいですが、地味にこんな案内板があります。


案内板の示す通りプライベートの建物(写真は撮りませんでしたが上品で雰囲気が良くて個人的にお気に入り)を左側に、とても細い鬱蒼とした道を進むと城跡が見えてきます。


10世紀に作られたウィンチェスター司教の宮殿の跡。メアリ1世の婚礼前の朝食会場としても使われたらしいこのお城、今では本当に「遺跡」になっていました。


不思議な雰囲気。


🔸Winchester College / Winchester College Treasury
今回中へ入らなかった2箇所ですが、ウルヴァジー城からキングスゲートへ行く途中に通りすがりました。
Winchester Collegeは、名門のパブリックスクールらしいです(イギリス英語ではパブリックスクール=私立の学校)。600年ほどの歴史があるそうなので行ってみたかったのですが、事前予約が必要だったようなので断念。また、Winchester College Treasuryというミュージアムも近くにあり、こちらは£5(子供や学生は無料)で14-16時のみ入れるそう。時間帯が合わず、こちらも断念しました。


🔸Kingsgate - キングスゲート
エストゲートと、もう一つの門がこのキングスゲート。かなり歴史ある門、だと思うのですが、至って普通に馴染んでいるというか。実はここ1日目にも通ったのですが、キングスゲートだったと気付かなかったほどです。アピールが弱い…!


その後は再び1日目に行ったカフェで同じクリームティー(どうしても食べたかった)。
ちょっと休憩して、次の場所へ。


🔸Winchester Discovery Centre
カフェからHigh Streetを下り、左へ曲がってJewey Streetへ。ずっと歩いていくと、私のガイドブックには載っていなかった、図書館兼展示場のような場所に着きました。

ちょうど2019/6/5-2019/9/29までMICHELANGELO'S SISTINE CHAPEL: A Different View という展示がやっていました。展示場はCity Spaceと名前のついたグランドフロア(1F)と、The Galleryというファーストフロア (2F)。各場所でスタンプが押してもらえ、ふたつ集めるとなんと1週間以内ならTHE GREAT HALLに無料で入れるようになります。私は時間がなくて行けなかったけど…。

チケット。左が表、右が裏側。


オンラインで予約すると£5、展示場に直接行くと£6の入場料。なんと解説付き…ですが残念ながら日本語はないので英語が無難。ミケランジェロ天地創造がすごかった…。公式HPによると、バチカン美術館に正式に認可を受けているらしく、私が見た天地創造は精巧に複製されたディスプレイパネルだったそう。すごかった…(2回目)。


🔸読書…
その後ホテルに荷物を取りに行き、特に行くところもなくなってしまったので、再びウィンチェスター大聖堂を訪れました。ベンチが空いていたので1時間ほど読書。もう少し時間があれば、もう一回大聖堂の中に入っても良かったかも。

もう一度写真を。この裏が例の再建されたステンドグラスです。


大聖堂の裏の道を適当に歩いてみたら、ちょうどアルフレッド大王あたりの道に出ました。

横からの大王。


🔸交通(復路)
前述の通り、帰りはロンドンのヴィクトリア駅経由のオックスフォード行き、National Expressのバスを利用しました。
ネット予約するとメールでチケット(PDF)が届きます。印刷しろと書かれていますが、印刷しなくてもPDFを見せれば問題ないです(日本みたいにコンビニで印刷することはできないので紙出しなんてそうそう無理じゃないのかと思う…。心配な方はホテルの人に頼むとなんとかなるかも…?)。

バス停がいくつもあるにも関わらず、情報がまともにバス停に書いていなかったのでどのバス停が何のバスでどちら行きなのかよく分からず。ギルドホール(観光案内所)で聞いたら、観光案内所側の道の一番奥(アルフレッド大王の前あたり)だそうで。またバスは10分15分くらい遅れたのですが、無事乗り込めました。


ここからは誰向けの情報?って感じなんですけど、ヴィクトリア駅からオックスフォードまでのバスを掴まえるのに苦労した話。

オックスフォード-ヴィクトリア間はロンドンに遊びに来る時に何度も使っているけど、National Expressを使うのは初めてだったので、ウィンチェスターからヴィクトリア駅に着いたとき、ここどこ!?状態。それでも運転手さんに道を聞き、National Expressのターミナルっぽい場所に着きました。ここで別の係の人に聞いてみてって言われたのですが、偶然にもGloucester行きというのを見て、あっここかあ、と納得して近くのお店でサラダを買い夜ご飯に。

10分前くらいに乗ろうとして、ちょっと違和感に気付く。運転手さんにこれここであってる?って聞いたら、オックスフォードはもっと向こうだよ!って言われ…。私の行き先の正式名称は「Oxford Gloucester Green Bus Station」なのですが、Gloucesterという名前の場所がオックスフォードから70km西に存在するのです…。そういえば聞いたことある!すっかり忘れてた!ってなってたら運転手の方がオックスフォード行きは7番バス停から乗れる、ここから出て右に曲がって信号を渡って…と丁寧に説明してくれたので猛ダッシュ

で、着いたのが確かにいつも乗るバス停の場所。ここにはX90とかTubeとか色々な種類のバスが停まるけどみんなオックスフォード行き。でもNational Expressが停まったの見たことないし聞いたこともないし本当に大丈夫か…。と思って念のため隣のバス停で停車していたバスの運転手さんにこれわかる?って聞いたら開口一番に「I know everything!! Haha---!!」ってテンションで言われたので尋ねる人ピックアップ失敗した…と思っていたら、ちゃんと私のチケット(PDF)を確認してくれて、やはり7番のバス停だと言われました。

でもすでにこの時点でバスの時間は過ぎており…でも来る気配なし…。不安すぎて、先に停まっていたX90のバスの運転手さんに駄目元でこれ使える?って言ってみたら、オックスフォード行きね、いいよ!ってPDF確認して快く乗せてくれました。違う会社のはずなのに、空いてることもあって簡単に乗せてくれる、日本だとあまりないシチュエーションのような。こちらの人にとっては「お金は払ってるし何乗っても一緒一緒!」くらいの感じなんだろうか…。とにかく助かりました。家についたの夜11時すぎ。


🔸結論
ウィンチェスター住みたい。できることならもう一度行って同じホテルに泊まりたい!

本当に観光目的であれば、1日あったら足りる人がほとんどじゃないかなあと思う。シティ博物館や大聖堂は細かいところまで見ていくとキリがないのでそういうタイプの方には1日半〜2日かなあ。正直大きな街ではないし、お買い物目当てならロンドンからわざわざ訪れるような場所でもない。

それでも私はこの歴史の空気が流れる、かっこよくて落ち着いていて素敵な街が大好きになりました。勉強するにも良さそうな環境なんです。そのあたりも含めてデスノート作者の方がワイミーズハウスの場所をウィンチェスターに決めたのだったらすごい。

もし本当にまた訪れるとしたら、今度はWinchester Collegeに行ってみたいなあ。あと、夜のレストランかバー。大聖堂はやっぱりもう一度入りたい。