hanabie

花冷え

ただのお香と本の紹介になってしまった

今日は既に22時を過ぎているけれど、最近なかなか書けていなかったので書いてみる。
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日曜の夜、一週間で最も憂鬱になりやすいこの時間帯、京都で買ったお気に入りのお香を焚いて少し回復。
香老舗 松栄堂
京都に行くと複数店舗があるので、大抵2回くらいは入るお香やさん。中でも産寧坂店で初めて買った「月のとき」という香りはその後何度か購入している。とても深くてほどよく甘い香り。自分の京都のイメージに近いから心地よいのかもしれない。
香道という世界では、お香は「かぐ」ではなく「聞く」と表現するらしい。お香を焚いて歌を詠んだりするらしいので、香りからインスピレーションを得るという意味で「聞く」なのかな。お香を「聞く」…。確かに、音もなくしゅるしゅると立ち上る煙を見ていると、なんだか聞こえてきそうなような……気のせいかなあ……。
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これだけは見てほしい森さんの新刊(単行本)。美しい装丁。
『森籠もりの日々』 森博嗣|講談社ノベルス|講談社BOOK倶楽部
すごくマニアックな話だけど、表紙を一枚ずつめくっていくと、ちょうど装丁みたいな木のデザインが透ける紙に施されていて、次のページに印刷されてるタイトルが見える。この紙がすき!!紙が!すき!!意味もなく触っちゃう。
内容は2017年7月からの森さんのブログなので、まだ読んでないけどファンなら買って間違いないはず。上記のページの担当の方のコメントにもあるように、『森さんの日常をなぞると、生活のリズムが整うように感じます。』です。ちなみにクリームシリーズ(こちらはブログじゃなくてエッセイ)もそんな感じがする。クリームシリーズは電車の中で読むのに最適な分量と区切れ(見開きで1テーマ)だから読みやすい。こういうところも森さんの巧いところだと思う。

もう一冊。積読本がたくさんあるし、我慢しようかなと思ってたら買ってた本。
NHK出版新書 547 読書の価値 | NHK出版
森さんの新書がすき。しばらくこれを読もうか、クリームシリーズ(実は最近までだいぶ眠らせていた)の続きを読もうか。
ちなみに『森籠もりの日々』は夜寝る前にベッドの上で数ページずつ読んでいます。とても贅沢な読み方だなと日々大満足している。